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Plaktik -1- [Dalarna]

やっと更新できる・・・

先週1週間、Plaktik(日本語だと何だろう?研修?実習?)でスウェーデン南部のKinnna(シンナ)というところにあるアトリエに滞在してました。



Kyrkotextil(教会のテキスタイル)を織っているアトリエで、日本ではなかなか見ることのできないテキスタイルをたくさん見ることができました。

これはストール。


私が織らせてもらったのは、Kollekthåv(献金を集めるための筒状のもの)に使う生地。
1枚目は金糸の入った少しゴージャスなもの。
2枚目は金糸を入れず暗めだけど、暗すぎないもの。
この2枚目の色を決めるまでに、何度も試して30分ほどかかりました。この作業に時間費やしちゃうのよね、と織り手のHelenaが言ってました。



経糸の美しさにしばし見惚れます・・・・




学生であるうえに言葉も不自由な私にできることは少なかったので、Helenaは私がまだ織ったことのないテクニックを試させてくれました。




これはDamast。

通常のSkaft(綜こう)の後ろに模様を出すためのSkaftがあり、筬の上部にそのSkaftを操る紐がある織機で織ります。
もちろん初めて。

そして、とっても楽しい。





こちらはBrickbandväv。日本ではカード織と言ってます。

四角に穴の開いたカードで織っていくもので、
とっても楽しい。

1日で2m近く織りました。

さすがに疲れました・・・


それから、写真撮り忘れましたが、Moorman。これは見るのも初めてのテクニックで、やっぱり楽しかった。
Moormanの歴史はまだ浅く、TheoMoormanという人が見出したテクニックなのでその名前が付いてます。
伝統的な織が受け継がれていく中で、新しいテクニックも産み出され、織の世界がどんどん広がっていくんだなぁ、なんて思いました。





そして、Kinnaに滞在中に行きたかったBorås(ボロース)にも行ってきました。

これは列車の駅。

古く趣があって一目ぼれ☆



Textilmuseet(テキスタイルミュージアム)には、たくさんの古い機械が並んでます。
丁度、実際に動かしてもらえる時間帯だったので、いくつか見ることができました。
私のほかに、二人見学者がいたけれど、私がスウェーデン語がわからない、と言うと、説明してくれる人も、二人の見学者も揃って英語を話してくれました。ありがたいことです☆
スウェーデンでは、スウェーデン人同士英語で会話ができるほど、レベルが高くて驚きます。


Boråsの街に浸かる人。

汝は誰そ・・・・・??




Plaktikの間、アトリエの織手Helenaのお家にホームステイさせてもらいました。
スウェーデンに来て、初めて“一般家庭”を見ることができて面白かったぁ。
その話は次回・・・・・

で、Helenaには13歳の息子Danielと、9歳の娘Sofieがいるんだけど、Danielは13歳にして既に英語をペラリと喋ります。驚きます。
さらに、今年から第2外国語としてドイツ語を勉強し始めているという・・・・
スウェーデンでは、10歳から英語を勉強して、13歳からは第2外国語を勉強するんだと。
それにしても、たった3年でペラリと喋れるほどのレベルに達しちゃう教育方法ってどんななんだろ。日本も見習ってみたらいいのに・・・・

そして、Sofieは私を歓迎して絵を描いてくれましたっ 泣

Sofieはまだ英語がしゃべれない、私はスウェーデン語がしゃべれない、そんな二人なので、会話という会話はしなかったけど、身振り手振りや知ってる単語でポツポツ会話。
お互い言っている意味を履き違えたりして、エヘヘ、と笑うことの方が多かったけど・・・・



そして、Sofieの織ったものたち。

職人の娘は、9歳にして既に職人なり。



とってもかわいいSofieのクラスルーム。

この教室、後ろにはピンクのソファが置かれていたり、程よく使い古された木のイスが置いてあったり、とにかくかわいい!
あまりのかわいさに、シャッター押すの忘れちゃって、教室の写真はコレ1枚・・・・・残念!

そんなこんなで無事にPlaktikを終えました。
Helenaの見せる職人の仕事っぷりは、大いに刺激になりました。


職人Helenaのお家にあった織の雑誌の1ページ。

かわいすぎで、言葉も出ないわ!


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コメント 3

modacci

オカエリ!素敵な一週間だったみたいだね!
私達はたくさんの出会いと別れを経験してるよね....。出会いの後は、必ず別れがやってくる...

でも、独りぼっちじゃないよ!

共に過ごした思いではしっかり魂に刻印されているんだもの。ちゃんと、ずっと、つながってるよ。
by modacci (2007-03-06 05:08) 

chie

あの雑誌の1ページ、とっても素敵で笑ってしまったよ。日本のおばあちゃんもこういう写真があればかわいいのにねぇースウェ人だからいいのかな?9歳の子供の職人技には驚き!!ました^^
将来有望だね^^
by chie (2007-03-07 22:32) 

nanahana

modacciさん。
独りではない、と言い聞かせても飲み込めないとき、電話しちゃうぅーーー!
魂に刻まれてるよね、あの時間。
それだけで幸せだわぁ☆

modacciさん、ありがとう!

chie。
あの雑誌ね、ほんとにかわいかったぁ。なので、この生地の織り方をコピーしてきましたよ☆いつか織ります!
それにしても、こっちの民族衣装は、ほんとーにかわいいの。着物もそうだけど、いちいち小さな飾りとか紐とか、そういうのがすごく手が込んでて「わぁ!」って感嘆の声をあげてしまうほどよ。
by nanahana (2007-03-08 05:40) 

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