Grattis! [Dalarna]
今日はクラスメイトのお誕生日でした。
こっちに来てから、何回か誰かの“お誕生日”に遭遇してますが、スウェーデンのお祝いの仕方っていいなぁ、といつも思うのです。
スウェーデンでは、お誕生日を迎えた本人主催のパーティーがあり、本人がおもてなしをします。ケーキも本人が焼きます。
学校ではFika(お茶の時間)で、主役の焼いたケーキをみんなで食べます。
これっていいなぁ、と思うのです。
日本だと、一応秘密裏に主役の周りの人がケーキを用意したり、パーティーの準備をしたり。主役は、分かっていながらも何となく気付かぬフリしたりなんかして。
いや、それはそれでいいんです。楽しければいいんです。
でも、主役主催だと、主役も周りも気を使わなくていい。うん、それがいい。
主役の過ごしたいように過ごす誕生日。
それが一番“らしい”誕生日なんじゃない?と思うんです。
そういえば、子供のころって、自分のお誕生日に友達呼んだりして、自分主催でパーティーやってたなぁ。
誰を呼ぼう、何しよう、って結構前からお母さんと相談して、招待カードとか作って。いつの頃からか、自分主催でお祝いしなくなっちゃうんだけど。
でも、主役主催であっても、子供であっても、何となく気を使っちゃってたのは、日本人だからなんだろうか・・・・
招待された方はプレゼントにバラつきが無いように、みんなで買いに行ったり、招待するほうは仲間割れしないように慎重にメンバー選びしたり。
うーん、国民性ってヤツ??
スウェーデンでのお誕生日会は、そういった“気の使いっこ”が感じられない。
来てもらいたい人に声かける。声かけてない人が来たって、「Välkommen!(ようこそ)」。
お誕生日もプレゼントだって、人それぞれ。お金かけなくったって、あげたいものをあげる、そんな感じ。
ちなみに今日のお誕生日会は、主役がお料理苦手な子だったので、アイスクリームがたんまり。
そしてプレゼントには、古本の絵本をあげる子、家の前に咲いていたお花を摘んで渡す子、ペロペロキャンディーをネックレスにして渡す子、クッキーを焼いた子、ケーキを焼いた子、袋いっぱいのパンをあげた子(ウケ狙いなのかは不明)などなど。
私はというと、他のクラスメイトと一緒に枕カバーとハンドタオルに手形を押したものをプレゼント。渡した後、枕カバーの空いているスペースには主役に手形を押してもらって完成。とっても喜んでくれました。
そして、みんなでくだらないけど面白いゲーム(椅子取りゲームみたいな、みんなで輪になってできるゲーム)で笑い転げました。
盛り上がっていても、途中で帰りたい人は帰るし、残りたい人は残る。ゲームやりたくなければやらない。それぞれが過ごしたいように過ごして、今日のパーティーはお開きとなりました。
こういうお誕生会、結構好きです。
日本に帰ったら自分主催でやろっかなぁ・・・でも、ちょっと照れるなぁ・・・
スペインに住んでいた時、初めて「本人主催のお誕生日会」に出席して「これっていいなぁ」と私も思いました。
その時はみんなでレストランへ行き、主催者の「どんどん好きなもの頼んで!」の一言にみんでたんまりオーダーしたのを覚えています。
食事の後はびっくりプレゼント大作戦!みんなで彼が喜ぶものを贈ってました。大きなカエルのぬいぐるみ(セサミストリートのカエル...名前思い出せない...)とか、ジョージマイケルのCDとか、かっこいい男性の写真集とか.....
あ?気がついた?そう、彼はゲイ。
お呼ばれされたご友人達はみんなフツーの人たちだけど、とても仲良しで、それも「いいなぁ」って思いました。
外国人はいつも自分らしく生きていいなぁ...と感じていましたが、日本人が周りを気にしすぎるのかもしれませんね。
日本人の恥じらいの精神も好きですけど...
by modacci (2007-04-23 22:48)
賛成!!
うちもそのほうがいいなー
でもみんなが考えてくれる誕生日も好き☆
来年はそうしよー
そうだよねー確かに小さい頃は誕生日迎える子がいろいろ
考えてみんなを招待してやったんだよねー
それ絶対いいかも☆
by メリッサ (2007-04-24 14:26)
modacciさん。
ジョージマイケルのCDね・・・・直球ですな。
なんだかんだあって気付かされるのは、日本人ってほんとに気配りの人種だなぁ、ということ。
それをなんだか悪く言う人もいるけれど、私はそういう日本人が結構好きです。ってことに、気付きました。
メリッサちゃん。
メリッサちゃんの手料理、みんなに振舞って!楽しみにしてる☆
by nanahana (2007-04-27 04:49)