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静まり返った集落 [北極圏]

今度の木曜日からはイースター休暇が始まるし、日曜日からはサマータイムも始まるし、気温はまだまだ寒いけれども春はすぐそこ・・・・・なので、いい加減北極圏の冬のお話は終わらせなければ、ということで、今回で最後の寒々しい写真を。


北極圏の冬、最後の地はLuleå(ルーレオ)という海に面したところ。一体なぜここに来たのか、というと。

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目的地はここ、世界遺産にも登録されているGammelstads kyrkstad(ガンメルスタードの教会街)。


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小さな集落の真ん中には、15世紀に建てられた教会が静かに佇んでいます。


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この教会内部はガイドツアーでなければ入れませんが、この日は偶然お葬式が執り行われていて、入り口に「見学したい方はご自由にどうぞ」と張り紙があったので、何だか妙な気持ちになりましたが、「ご自由にどうぞ」と言ってくれてるならいいのよね、と静かに中を見ることに。

状況が状況だったので中で写真は撮りませんでしたが(こちらに少し写真が)、この教会のパイプオルガンは確か何千本ものパイプがある相当に大きなオルガンだったはず。


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ここに来て一番見たかったのは、この教会を囲む様に建ち並ぶ小さな赤い壁の木造の小屋の群れ。現在では408棟もあるそうで、そのほとんどが個人所用で、この中のほんの2棟だけが一般公開されているんだとか。ただ、この極寒の冬の間は公開されているはずもなく・・・・


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それでも、ぎっしりと建ち並ぶこの姿を見たら、胸のきゅんきゅんが最高潮に達しますっ


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この小屋達は、15〜17世紀に建てられたもので、その当時この教会区というのはとても広く、毎週日曜日の礼拝のために遠くから来た人たちが寝泊まりするための小屋でした。その数はどんどん増え、更に順序良く建てたりしなかったため(この曖昧さが愛くるしい。笑)、小屋と小屋の間に無理矢理建てていたり、通路だったはずの場所に建てられていたりと、見ていてちょっとぷっと吹いちゃうような佇まいとなっています。

更におもしろいのは、この古い古い集落の周りには普通に生活する人たちの普通のお家が建っていること。それがこの古い集落の古さを一層際立たせているような、そんな感じ。かなり不思議な雰囲気。


夏になるとたくさんのイベントがあったり、この集落の中にハンドクラフトのお店や、小屋の一般公開など、見どころ満載なので、夏に来るのがやっぱりベスト。
とは言え、真っ白い冬の中に静かに佇むこの集落の姿もかなりイイ!人気はほとんどなく、しーーーーんと静まり返った古い集落・・・・かなりイイ!
人恋しくなったら、ちょっと集落の外側に行けば普通に暮らす人々がいるので、ちょっとホッとできるし(笑)、かなりイイ!笑



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かわいいヒツジにも会えます。イイ!(←これが言いたいだけ?笑)


でも、やっぱ夏の姿も見てみたいな。

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