ブルートレインに憧れて [Stockholm]
月の輝く夜、寝台列車に揺られて秋の旅のはじまり。
小さかった頃、父親が寝台列車「ブルートレイン」で出張に出たことが何度かあり、その度にいいなー、いいなー、と羨ましかったのを思い出しました。夜中に列車に揺られること、その中で眠れること、日常には存在しない「特別」がいっぱいで羨ましかったのですが、何よりも一番羨ましかったのは「ブルートレイン」というかっこいい名前!笑
その名の通りの青い車体で夜の暗闇を走り抜ける「ブルートレイン」。 今思うに、横文字の「ブルートレイン」という響きが、当時の幼かった私にはちょっと未知で、銀河鉄道みたいな雰囲気があって惹かれたんだろうなぁ・・・
で、結局ブルートレインには乗れず終いでここまで生きてきてしまったのですが、寝台列車には15年前の中国で揺られました。そこにはブルートレインに思い描いたようなロマンチックはカケラも無く、見事に「中国らしい」寝台列車で、今となっては笑いのネタ満載の列車でありましたが・・・笑
とにもかくにも、寝台列車って何となく憧れちゃいません?日常離れしていて、寝ている間に目的地に着いちゃって。それは飛行機でも同じなのに、寝台列車の方が特別感が10倍増しじゃないですか?私だけ??
前置きが長かったですが、この週末に、ロマンチックのカケラも無い中国の寝台列車以来15年振りに、そしてスウェーデンでは初めての寝台列車に乗りました。
使い古された木の窓枠がいい雰囲気で、ここの寝台列車にはブルートレインに抱いたあの憧れが現実にありました☆
飛行機にはない特別感の10倍はこれなのかしらね。
ファーストクラス以外のフツウクラスには、各車両にシャワー室がありました。左はシャワー室への鍵。さすがにレトロスタイルの鍵ではないけれど、何だか佇まいがレトロで思わずパチリ。
室内の小さな洗面場(寝台のすぐ横)に取り付けられた鏡の扉を開くと・・・
紙パックに入ったお水に、無造作に置かれたシャンプー類。この無造作っぷりにはロマンチックは影を潜めましたが・・・スウェーデンらしいっちゃぁ、らしい。笑
ちなみにこのシャンプー類は、シャワー室に大量に無造作に、これと全く同じ状態で置かれてもいました。スウェーデンですね。笑
夜の闇を走り抜け、目的地に到着したのは早朝7時。まだ闇の中でした・・・
夜が明けそうな闇の中、街へと出ました。
つづく。
ところで、目的地まで普通に列車に揺られると5時間ほどですが、寝台列車だと何故か9時間。なぜ??運転手、途中で真夜中フィーカ(スウェーデン人の大好きなコーヒーブレイク!)してるのかしら???
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 職務経歴書の見本 (2013-01-10 14:13)