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見学しました [Stockholm]

少し前に授業の一環で、シルクの織工場の博物館に行ってきました。


ストックホルムの街中にたたずむAlmgrens Sidenväveri museum(絹織物博物館)。
1800年代、絹織物(ジャガード織)は盛んに生産されていました。ここで今でも現役で動いているジャガード織機はこの当時のもので、140年もの。


DSC02425.JPG
奥で織っているのが、140歳のジャガード織機。
手前に見える穴の開いたカードを、織機の上部(ちょっとだけ見えますね)で読み込んで模様部分の経糸を浮き上がらせます。


このジャガード機が発明されるまでは、織機の上部に人が登り手で経糸をすくい上げていたのです。途方もない作業ですね・・・
ジャガード機が発明されてからは、生産効率も上がり一気にジャガード織が普及していった、と思われます(きちんと調べてないので断言できませんが・・・)



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これはバンドを同時に何本も織れる、という機械。
織物の幅が広かろうとバンドのように狭かろうと、シルクの輝きというのは変わりません。当たり前か・・・

それにしても、蚕の繭がどうしてこうも輝く糸になるんでしょ・・・摩訶不思議。





ところで、この博物館は当時、ジャガードの生産工場だったので「ザ・職人」な空間なわけです。


DSC02447.JPG

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織物、工場の歴史より、遥かにそそられる空間でした。笑


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コメント 3

hiroko

お久しぶりです^^

うわあ、絹織物博物館、行かれたんですね!
いつか行ってみたいナーと思いつつ、実は現在も操業していることは知りませんでした^^;
リボン/バンドのほかにもどういうものが作られてるんでしょうか。
(ところで、ここってオリジナルの石鹸出してません?なぜか(笑)

ザ・職人な空間、渋くていいですね。
いつもながらnanahanaさんのは写真がきれい!
先日の雪の結晶のもきれいだった~
カメラ、何をお使いですか?よかったら教えてください♪
では~
by hiroko (2009-02-23 03:16) 

はじめまして!

ストックホルムで織物をやられているんですね!場所はちがえどわたしもそんな感じです。 よかったらぜひ相互リンクしましょう!
by はじめまして! (2009-02-24 08:08) 

nanahana

hirokoさん。
私もいつか行ってみたいと思っていたところだったので、行けてラッキーでした。
工場としての機能はしてないと思います。ただvisningしてるだけだと思います。butikにあるシルク製品がここで織られているのかは・・・・確認しませんでした・・・

オリジナルの石けん??何故??何だか笑えますねー。

カメラは普通のデジカメです。褒めて頂いてありがとうございます。もう何度も落としているので、いつだめになるかとひやひやしながら付き合ってます。笑



はじめまして!さん。
はじめまして!笑 コメントしたことはありませんでしたが、密かに見させて頂いてました。
ポートレイトを描かれているのを見たのですが、もしかしてHDKへのポートフォリオかな?なんて思いました。
私のブログにはリンクは載せていないのですが、そちらで載せて頂ける分にはとても嬉しいです。

Göteborg、とても好きなところです☆
by nanahana (2009-02-25 08:14) 

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