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ストックホルム2日目~美術館巡り~ [Stockholm]

2日目は中心地の見所、美術館・博物館巡りに徹しました。

まずは早朝から(8時半から!)オープンしているヴァーサ号博物館へ。

ヴァーサ号は1628年に処女航海に出たものの、数分でまだストックホルム湾内にいる間に沈没してしまった軍艦。333年後、海底から引き揚げられた軍艦。

恐ろしく美しかったです!

その姿は・・・



333年海底にいたとは思えない、333年前のものとは思えない。もう、絶句です、コレ。
デジカメの充電が無くなってきていたので、たくさん写真が撮れなかったのですが・・・
黒光りした樫の木のヴァーサ号は、当時は赤で縁取られ、彫刻類も色鮮やかだったんだそうです。
この地球のどこかには、ヴァーサ号のように歴史から忘れられた何かが、まだまだたくさん眠っているんじゃないかと思ったらゾクゾクして興奮してきてしまいました。笑

ここではヴァーサ号の引き揚げ作業の様子のフィルムも見れて、かなりわくわくします。




興奮冷めやらぬ内に移動。

Nordiskamuseet(北方民族博物館)に行って、常設展を見ました。
なかなか面白い展示でした。
スティグ・リンドベリやロシュトランドの陶器もありました。


王立公園を通ってガムラスタンへ。
ここ、確か桜の木だったと思います。桜、見たいなぁ・・・・





ガムラスタンにある王宮。
ここは代々王様が住んでいた所。果てしなく大きいです。
宝物の間を見たかったのだけど、すごい数の観光客で、いまいち入り口がわからず断念。
王宮の脇の入り口から入る王家武儀博物館は、薄暗くて肌寒くてちょーっと怖い空気だけど、18世紀の王様の軍馬のはくせいや、暗殺された時に着ていた血の着いた服なんかが展示されていて、ちょっと興味深いです。
その他、ロイヤルコーチや代々の衣装、おもちゃなんかもあります。



次に、海(湖?)を挟んで対岸にあるnatinalmuseum(国立美術館)に行きました。


ここのコレクションの数は膨大です!特に20世紀のデザインは充実しています。初めてヨナス・ボリーンのコンクリート・チェアを見ました。
絵画のコレクションも膨大です。スウェーデンに来るまでカール・ラーションのことを知らなかったのですが、今では彼の絵が大好きです。ここで初めて原画を見ました。うっとり。

そのまま橋を渡って、今度はModarna museet(現代美術館)へ。


潔すぎる案内の矢印に沿って進みます。




ここにはArkitekturmuseet(建築美術館)が併設されていたので、そっちも見てきました。
ここはとにかくモダンです。特にArkitekuturmuseetは展示方法や館内がモダン。特別展示では日本人のユニットSANNAの展示をしていました。なかなか興味深かったです。



modarna museetの入り口。レースのようでモダン。中は窓際に現代美術やデザインの本が並び、ソファに座って自由に閲覧できるようになってます。
コレクションもかなり多いです。個人的にはムンクの絵を見たことが無かったので、感激しました。意外にカラフルですね。




今回行った美術館には、どこもこうした小さなパイプイスが置いてありました。結構コンパクトなこのイスは、自由に持ち込めて、自由に使えます。休みたい場所で座ったり、ゆっくりじっくり見たい作品の前で座ったり。この配慮はお年寄りだけじゃなく、美術館を訪れる全ての人にとっていいものだと思いました。実際使っている人は結構多かったです。

その後にお向かいにあるSvensk Formを覗きました。スウェーデンデザインの今、があるような所。刺激的でした。



もう少し時間があったので、


ガムラスタンまで戻って、大聖堂を見ました。中ではパイプオルガンの演奏中で、厳かな雰囲気でした。正面の聖壇は黒檀と銀でできていて、重厚感がありました。




そして、観光客に人気のアイアンボーイ。フィンランド教会の裏にいます、この子。
なぜかお金が置かれるのは、どこの国も一緒のよう・・・・笑




リッダーホルム教会にも行ってきました。
透かし彫りのような尖塔がとっても美しい。観光用の馬車も通ってました。
ここには歴代の王族たちが眠っていました。王宮ができるよりも前に建てられていたという、ストックホルムで最も古い教会のひとつです。



そして最後にノーベル博物館。歴代受賞者の写真や遺品、ノーベルの歴史や遺書などが展示されていました。最近できたこともあって、モダンな作りでした。この建物自体は、旧証券取引所でかなり古いです。
併設のカフェのイスには、受賞者のサインがあって、小柴先生にあの田中耕一さんのもありましたよ。笑




ストックホルムカードの元を取るために(笑)、ちょっと駆け足での観光でしたが、楽しかったです。また行きたい所もあるので、次回はゆっくり、じっくりと。





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コメント 8

modacci

ずいぶんとがんばって廻ったね!エライッ!
ストックホルムの美術館や博物館は、どれも「ハズレ」がないよね。

そしていつも思うのがカフェがおしゃれ.....
歴史的文化と現代文化が美しくマッチしている街。

春か秋にまた訪れてみたいな....(超真夏と超真冬しか経験してません・涙)
by modacci (2007-07-17 01:31) 

chie

軍艦すごいね、見てみたいなぁー
しかも、血のついた服とかも、かなりリアルだし。
そっちのものは、リアルな展示がいっぱいだねー
やっぱり、大聖堂はすごいですな。
by chie (2007-07-17 23:41) 

メリッサ

なんかうちも観光してるみたい
いいなーすごいねー美術館
発見が沢山!!

すごい経験をしてるねー☆
by メリッサ (2007-07-19 16:00) 

nanahana

modacciさん。
ほんと、ハズレがない。どこに行っても満足しちゃう。
落ち葉の季節とか、きれいだろうなぁ。

chie。
18世紀の王様の遺品がきれいに保存されてるってのは、それだけ王様を大事にしてる、っていうか、好きなんだろうね、きっと。実際この国の人って、ロイヤルファミリーのこと好きなんだろうな、って感じます。
ガムラスタンの王宮でもヴィクトリア妃(現国王の娘)生誕30年記念展ってやってて、人が群がってたし。

メリッサちゃん。
こっちにはメリッサちゃんのつぼにはまるものだらけだよ。お財布スッカラカンになっちゃうよっ
by nanahana (2007-07-20 19:50) 

TOM 

久しぶりにブログを見せてもらいました。

ステキ
感動☆

ステキすぎるよ。nanaちゃん!!!!!

私のブログと違いすぎて・・・・
実際見たら泣いてしまいそう。

写真見てるだけで癒されます。ありがとう。
by TOM  (2007-07-20 20:25) 

apple☆

海底から引き揚げられた軍艦!ヤバイね!!
美術館や王宮や見どころ満載だね。世界遺産ってすごいなぁ、って見るたびに思うね。今までの歴史がつまっているんだもんね。たいがい、見たとき妄想しちゃわない?当時の様子とか(笑)
思い出が増えたね☆

そういえば、西伊豆眠っているフランス船「ニール号」ね、こんどテレビ静岡で特集やるんだよ。明治政府が国の宝物をウィーン万博に出展したんだけど、その帰りの船が沈没してしまったんだって。明治政府の宝や芸術品や90人以上が海底へ・・。源頼朝が使用していた太刀や北条政子の手箱とかあったらしいけど、まだ掘り出されていないらしく、それを捜索するんだって。海底から中継をするみたいだよ。
それと歴史上消されていた沈没原因とかも追求するみたい。
なんだかスゴイね。
by apple☆ (2007-07-23 12:31) 

清水 滝です。

nanaさんのお母さんよりブログのアドレスを教えていただいたので、
早速、拝見させていただきました。

がんばっている様子。そして、楽しんで勉強している様子。
とても楽しみに読ませていただいています。

ばんばって、更新して下さい。

たのしみにしています。

お母様の友達 清水横砂の滝です。
by 清水 滝です。 (2007-09-02 20:59) 

nanahana

TOMさん。
かなりのお上りさん状態で写真撮りまくっちゃったよ。てへ。


appleさん。
ニール号のこと、知らなかったよぉ。おー、これもわくつくねぇ。で、結果はどうなっただか??


滝さん。
コメントありがとうございます。気がつけばたくさんの人に見てもらっているので、なるべく頻繁に更新しよう、と思いつつ、結構サボリ気味です。笑

頑張ります!
by nanahana (2007-09-07 20:51) 

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